くつをきちんと脱げますか

 

ここ数年、非常に気になることがある。
それは『くつをきちんと脱げない星人』の急増である。
以前なら、仮に入塾時には、脱いだら脱ぎっぱなしだったとしても、授業中にそっと向きを直してあげれば、
「おっと、こりゃいけない」
と思って、次に塾に来るときには自然にきちんとくつを並べることができていたのに、最近はダメ。本意ではないが、
「きちんとくつをならべよう」
と呼びかけてもダメ。
いくら勉強ができるようになっても、くつすら並べられない大人に、君たちにはなって欲しくはない。
脱いだら脱ぎっぱなし。授業受けたら受けっぱなし。コンピュータテスト受けたら受けっぱなし。みんなやったらやりっぱし。そんなことに君はなっていないかい?

子供に教えるようになってから、いろんな格言を発見した。
『字の大きい子は成績が伸びる』『色ペンをたくさん使ってノートをとる子は成績が伸びない』『野球部出身の生徒は追いこみの時期に大変身する』などなど。その中に『くつをきちんと並べられない子は成績が伸びない』がある。

私の教え子たちよ。

「そんなことはない。成績伸びてるもん。」
って思っているでしょ。違うのです。きちんとくつを並べられるようになっていたら、もっと成績は伸びていたのです。
 
私の教え子たちよ。
 
今からでも遅くはない。さりげないことをさりげなくできる、そんなクールな大人になって欲しい。

 

森田 善之